アメリカの取引所『ポロニエックス』が買収されました
買収したのはゴールドマンサックスなどが出資する『サークル』という会社
買収額は約428億円とのことです
コインテレグラフ:米サークル 取引所大手ポロニエックスを約430億円で買収
・ポロニエックスとは
ポロニエックスはアメリカにある世界第14位の取引所(24時間取引量ベース)
扱ってる通貨は68種類もあり、リップルやネムなど日本の取引所で取り扱ってる通貨は大体上場されています
ないのはモナコインぐらいかな?
・取引所を買収したサークルとは
サークルとはアメリカでモバイル決済アプリを運営している会社
既にブロックチェーンを使ったアプリベースのP2P決済ツール「サークルトレード」を展開しており、
今後は個人投資家向けの仮想通貨取引アプリを提供予定だとか
そしてこの会社に出資しているのがゴールドマンサックスです
・ゴールドマンサックスが本気で仮想通貨参入?
今回の買収でなんといっても注目なのは、サークルのバックにゴールドマンサックスがいること
このゴールドマンサックス、聞いたことはあるけどどれくらいの会社かよく知らない人も多いはず
そこで調べてみたらもの凄いモンスター企業でした!
ゴールドマンサックス
資本金 :83億64百万ドル(約8,955億円)
売上高 :391億61百万ドル(約4.2兆円)
総資産 :9,113億32百万ドル(約97.5兆円)
従業員数 :35,700名
(※全て2010年11月30日現在)
なんと総資産が97兆円!
仮想通貨全体の市場規模が50兆円なので、仮想通貨市場の2倍の資産!
日本で一番資産を持っているトヨタですら49兆円なので、正直格が違いますね・・・
(※国の関わりが強い日本郵政は除く)
・この買収で何が変わるのか?
まずアメリカ政府の規制への動きが鈍くなると予想されます
仮想通貨にとって最大の敵はなんといっても規制
3月に行われるG20ではドイツとフランスが仮想通貨の規制について共同提案を行うことで話題になりました
日本経済新聞:G20、仮想通貨規制を議論 仏独提案へ
この提案にアメリカがどう動くのか注目されていましたが、
仮想通貨取引所のバックにゴールドマンサックスがいるとなると厳しい規制には賛成とは言えないでしょう
ゴールドマンサックスほどの規模になれば政府への影響力も計り知れないものがあります
また市場規模の拡大も予想されます
ゴールドマンサックスが取引所のバックにいるというのは利用者にとっては非常に安心感があります
そして安心は仮想通貨業界にお金を呼び込みます
新しくお金が入ってくれば当然仮想通貨の相場も上がるでしょう
・まとめ
今回の買収は仮想通貨業界にとっては追い風になるのは間違いありません
新しく資金が流入してくるのはまだ先の話なので、相場への反映はすぐにというわけではないでしょう
しかし「世界の大企業が仮想通貨に参入してきた」という事実は、
仮想通貨参入をためらってる他の大企業の参入を呼び込むきっかけになると思います
そしてそれは規制強化へ待ったの声が大きくなることを意味します
日本でもSBIグループやLINEの仮想通貨参入が話題になりました
次はどんな企業が仮想通貨に参入してくるのか楽しみですね
仮想通貨投資を始めるためには!
日本の取引所で口座開設しないと何も始まりません。
大手取引所で筆者も利用するビットフライヤーでの口座開設をオススメします。
口座開設してすぐに取引はできないので早めに開設しましょう!